嫌な事に執着している

自己嫌悪、自己否定を続けてしまう。なんとかして自分の頭からこの2つを取り去ってしまいたいけど、出来ない。こんな葛藤がある人も多いと思う。

 

不思議なもので、自己嫌悪、自己否定する時って、自分では辛い辛いと思っていても、その「自己否定、自己嫌悪の原因となる自分の良くない所」をずっと離さずに抱え続けているような状態にある。

 

ものすごく大事にしていて、自分に取って必要なものなら分かるけど、自分を苦しめている原因ともなるものをなぜか宝物のようにしっかりと抱えてしまっているのだ。そしてそこばかりに意識を集中させてしまっている。

 

どうして辛いと思いながらその辛い原因に意識を集中させてしまうのだろう。そこに意識を向けず、他の所に意識を向けたら何か都合が悪いのか。困る事でもあるのか。

 

何かメリットがあって嫌なものに意識を向けているのか。

 

自己嫌悪、自己否定って自分が一人でしている事であって、決して他の誰かが、外から自分に対して危害を加えようとか嫌な気持ちにさせようとして、手を加えてきて起こる事ではない。自分の中だけで起きている事なのだ。

 

一人、自分で自分を苦しめてしまっている。

 

数ある自分の身の回りの出来事の中から、特定の出来事に注目してしまって自己嫌悪、自己否定を引き起こしているのだ。

 

こういう場合は、やっぱり認めるっていうのがいいんだと思う。

 

自分はこんなものだなあ。

また自己否定しているなあ。

 

と、そのまま眺めているだけで良い。

 

自己否定しても決して、「いかんいかんダメだ。」とか思わないで、単純に「自己否定しているなあ」とそのまま眺めれば良いのだ。