自己否定を認識する所からはじめる

毎朝、通勤で電車に乗りながら自己否定していた。毎朝やっていて、嫌な気持ちになっている自覚はあるのにもかかわらず、「あっ、毎朝自己否定しているんだ。」と気が付く事はなかった。本当に信じられないが毎朝やっているのにその事を理解していないのだ。全く不思議だが現実にそうだったのでこれに気が付いた時は自分の事でありながら非常に興味深いと感じた。自己否定というのは、これほど巧妙に頭の中にわき上がりあっさりと自分の頭の中を支配するのだ。気が付かないように忍び寄ってくる。よくよく自分の思考を観察し、いち早くその変化を察知ことができるに越した事はない。これは、かなり練習がいると思う。ただ、自己否定など嫌な気持ちが出てきても、無視したり、否定したりせず、「あ、自己否定だ。」といったように眺める事が出来ると良い。無視したりするとけ押さえつけたり、なんとかしようと要らぬ手間と格闘する事になる。これでは距離を取ったり離れる事ができない。あくまでその存在を認識し、眺める観察するくらいの姿勢が良いと思う。