感情と行動

嫌な気持ちや怒りなどを感じていても、その時に、全然別の行動を取るとその怒りや嫌な気持ちをすっかり忘れてしまうと感じる。さっきまで、嫌な気持ち(自己否定など)や怒りやらが頭に充満していて完全に飲み込まれていた。しかし、視界にゴ●ブリの様な虫の様な物が動く影を見つけた。念のために『ホイホイ」を設置しようと、探して組み立てていた。すると、慣れないものを取扱ったせいか組み立てに手間取り少し時間がかかった。その後組み立て終わった頃にはさっきの怒りやら、嫌な気持ちやらが全く感じられなくなっていた。こうしてたまたま気が付く事が出来たから良かったが、そのまま何事もなかったかのように過ごしてしまいそうだった。意識が自分ではなく、「ホイホイ」に向いた事で、怒りや嫌な気持ちから離れる事が出来たのだ。感情の変化の観察がうまくいったのだろうか。随分と客観的に自分を見る事が出来た。良い傾向だ。それと同時に人間の単純さにも驚き、愕然ともした。どうする事も出来ないと思い持て余した感情が、虫一匹出てきただけでこんなにも簡単に消えてしまうなんて。ちょっと注意をそらすだけで人間はいとも簡単に、こんなにも気持ちが変わってしまうものなのか。あまりにも単純ではないかと思う。すげーよ人間。あまりにもバカ。人なんてほんの一瞬でコロッと変わってしまうのだ。頭のいい悪い奴が変な事に使わないと良いが。