ビジネスは見えないものを売ること。

ビジネスをするって、究極的には見えないものを売る事ではないかな。

 

もちろん扱うのは商品(モノ)やサービスなんだけど、かといってそれだけを売り買いしているのではないのだと思う。

 

商品(モノ)やサービスを取り扱うのは当然として、それだけでなく、そこに付いてくる物事も必然的に取り扱う事になるのではないか。

 

飲食店だって、食べる、飲むだけが目的ではない。その場でいかに快適に、そして楽しく、充実した時間が過ごせるかどうかだって重要な目的になるはず。

 

食べ物、飲み物だけが存在していれば良いのではない、店員の方だって、店の中の様子だってビジネスの重要な要素だ。

 

利用客が「あの店いいよね。また行きたいね」と感じる事が大切なのであって、食べ物や飲み物の存在だけがそう感じさせている要因ではないはず。ほかにもきっと求められている事、喜ばれている事などがあるはず。

 

この、「なんかいいよね」の部分が実はかなり重要なのではないか。最初に見られているのは、取り扱う商品(モノ)やサービスではなくここではないか。

 

なんか良さそう、と感じてもらってそれから、商品やサービスに関心が生まれ、気に入ったものの購入に至るのかななんて思う。

 

いかにして「なんか良いよね。」が生み出せるか。そして関心を持ってもらえるか。

 

この辺が決め手ではないか。

 

自分がモノを買う時もやはり、「なんか良さそう」という感覚で興味の範囲を絞っていると感じる。

 

ここがきちんと設計できると強いのではないか。