何もしたくない、何も出来ないの裏側

何もしたくない、何も出来ないという思いの裏側で起きている事。

それは、傷付きたくない、失敗したくないという思いに支配されて動けなくなってしまっている事ではないか。

 

傷つくくらいなら、失敗するくらいなら何もせずにじっとしていよう。何かすると嫌な思いをするかもしれないから、そうならないためにはじっとしているしか無い。

などこんなおもいを抱いてはいないだろうか。

 

そして自分のなかに、傷つかず失敗もせずじっとしているととっても楽で快適だという思いを無意識に持ってしまっているはず。

 

これは本当にとても楽なのだ。身の回りで何も起きないし、自分の感情が乱される事も全くないし、つねに一定の感情で居られるのだ。

 

自分に何一つ影響を及ぼすものがない。これが当たり前の生活になるとなかなか脱出できない。この楽はとっても厄介なもの。

 

正直、おれがまさに今そんな状態まっただ中。

 

会社で誰とも離さないし、独身一人暮らし、休日も一人、しかも全く寂しくない。そして感情の変化もほとんどない。

 

しかもこの刺激の無い状態を全く変えるつもりがないまま何年も経っているのだ。最近少しずつではあるがこのままではまずいよなあと思い始めてきた。

 

何の刺激も無いまま、それを快適に感じて甘んじている。さすがにこれではいけないと思うようになってきた。こうやって文字に起こすとだんだん危機感が湧いてきた。

 

傷つくとか、失敗を恐れるあまり、身も心も殻にこもっていると言った所。しかし、いつまでも一人で外界との接触を避けていてはまずいと感じるようになったのだ。

 

少しずつでもいいから殻をやぶって外の世界を関わろう。