自分の感情の動きを知る。

うんざりしたり、嫌な気持ちになったり、そういった自分の感情って自覚しやすい。人の嫌な所が目につきやすいように、自分の感情もやはり、嫌なものの方が感じ取りやすい。

 

でも、決して嫌な感情だけが自分の中に存在している訳じゃなくて、良い感情もきちんとある。少しだけ機嫌が良かったり、何かをやっていて楽しいと感じていたりするなどは誰にでもあるはず。嫌な感情のように、はっきりと自覚しにくいだけ。

 

感情をストレートに感じ取るだけでなく、一歩離れて眺めてみよう。自分が今どんな感情を感じているのかを冷静に自覚してみよう。

 

これやってみると分かるんだけど、結構感情って波がある。機嫌が良くなったり、悪くなったりって細かい周期で繰り返している。この波が本当に細かくて、数分おきなんて事もある。

 

これが分かってくると、今まで自分が悪い感情にだけ意識を向けていた事も分かってくる。機嫌がいい、楽しいと言う感情も確かに感じている。それなのに、そこには目を向けず、機嫌の良くない自分にだけ目が向いていると自覚が出来る様になる。

 

たしかに機嫌のいい自分はいる。その事を自覚しよう。

機嫌の良くない自分にだけ目を向けているという状態は、そこだけを選び取って、「ほら、機嫌が悪くなる。やっぱり嫌な事ばかりが起きるんだ。」と言っている様なもの。

他には一切目を向けずに機嫌の悪い自分ばかりを見ているのだ。

 

まずは、普段の自分をトータルで眺めてみる事にしよう。良いも、悪いも、すべて自分。全体的に満遍なく自分を見ることで自分への印象も変わってくると思う。