ちょっとデリケートな問題だけど

 少数者や弱い立場の人たちも尊重しようという動きが何十年も前からある。今に至るまでずっとそう言った事が起こり続け、世の中が変わって来た。いままであまり世の中に関心を向けられず、配慮がされていなかった人たちにもいろいろと気遣いが出来るようになって来た。とてもいい傾向であると思う。比較的に古くから弱い立場にあり続けたのが女性達。地位向上を目的とした運動の歴史も長い。女性だからというだけで不利な立場になり、不当な扱いも受けて来た。あらゆる事が制限され、出来る事も少なかっただろう。

 どうやら、時代がすすむにつれてだんだんと弱い立場とされる人たちが増えて来た。昨今話題になるのが、いわゆる、LGBTと言われる言葉。性的少数者を限定的に指す言葉だとか。この話に関しても当事者達の意思を尊重しようと言う動きが増えているし、周囲や世の中の理解も進んで来た。

 この他にも弱いに立場にある人たちをさす言葉としてあるのが、外国人とか、障害者とか、高齢者など多様に亘る。いろいろな配慮が必要だろうと、世の中に変化が起こるのはいい事だが、配慮する対象が増えて、さらに配慮の仕方も細分化が進んでいるように思える。少数者、弱い立場となる人の数が増えて力を増し時として強力な立場や不当な特権をも与える様な事にならないか。