一億総介護時代

 タイトルは一億総介護時代(いちおくそうかいごじだい)としました。何が言いたいかというと、日本人の多くが、介護される側として扱われているのではないかと感じました。これまで以上にいろいろな物から守ってもらいながら生活をしているように思えるんです。

 例えば電車の中での、「ドアが閉まります。荷物が引き込まれないように・・・」とか、飲食店のメニューにあるアレルギーの表示とか。ものすごく多くの事から守られている。確かにアレルギーは命に関わる事だから大事かもしれないが、飲食店などでは不特定多数の人に対して万全の配慮をするなんて相当な労力だろう。あまりサービスが行き届くと何から何まで相手におまかせ自分は何もしないでいるだけという人が増えてしまうのではないか。自分から何かを得ようとしたり、見つけにいこうと行動したりしにくくなるかもしれない。自分から前に進むという習慣をつけよう。