就職活動

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就職活動ってもはやビジネスの対象でしかないと思う。

いろんな物が売れるよね。スーツ、一般常識の問題集、写真、セミナー、履歴書、などなど。 あんまり真面目にやってこなかったのでこれくらいしか思いつかない。

 

おれはこれが本当に大嫌いだった。なんか馴染めない。しょっちゅう書いている事だけど、大勢がまとめて管理されている状況に放り込まれるとそれだけで疲れきってしまう。一斉に同じ事をしなければならないという状況が本当に辛かった。自分の意志ではやりたくない事をやるのって苦痛でしかない。

 

エントリーシートも書いた事ないし、自己分析もやってないし、面接受けたのも4社ぐらいだった。SPIもやってない。ないないずくして就職活動していた。だってめんどくさかったから。やりたくなかったから。 

ただ、賃金を得て生きていくにはこうするしかないと思い込んでいた。 それだけ。

 

 

どうしてみんなそろって就職活動が出来るのだろう。嫌ではないのだろうか。そんな事を感じながら大学で過ごしていた。合同説明会に初めて行った時も、人の密集している会場にいるだけで嫌になってしまっていた。

回りの人たちが平気な顔して会場で過ごしている様子には一体感があり、それには到底理解が及ばなかった。

 

「みんな同じ。どうして」

 

これは本当に子供の時から周囲に対して感じていた事だった。

 

事前に打ち合わせでもしたかのように身の処し方を知っていることが不思議でならない。どこで習ったのだ。

 

おれは知らないぞ、その一体感を教えてくれる所を。