我を忘れて書いてしまう。
ブログに限らず、文章を書いている時の自分の状態を振り返ってみると、夢中になっている事に気が付く。
書いている最中は全く意識できていないけど、書き終わった後にふとその時の自分の事を振り返って見ると、一心不乱に書く事に集中しているのがよく分かる。本当に他には何も考えていない。
この時ばかりは、何の感情の揺れも無いし、自分の頭の中にある事をひたすらに文字にしているだけ。吸い込まれるように自分の書いている文字を見続けている。
本当に一心不乱になっている時って、「自分は今一心不乱に文字を書いているんだ、集中しているんだ」なんて感じる事は無い。それすら自覚できない状態にある。その事以外には何も見えても、感じても居ないのだ。
だから、こういったのめり込んでいる状態というのは、後から振り返ってみて初めて、楽しいと分かるもの、没頭できると感じられるもの。
本当に楽しくやっていたら、楽しいなんて感じていない。きっと、黙ってひたすらにやり続けているはず。いつまでも手を止めずに、誰に何を言われようとも自分がやりたくてやっていることを追求し続ける。
体が勝手に動いてどんどんと行動に出るだろう。好きであればそのくらいの事は当たり前にできるはず。忙しいとか、時間がとかそんな何の問題にもならないだろう。
こんな事は何かを好きになればなんて事の無い問題なのだ。それくらい人間の精神的な力は強力。なんだって押し進める事が出来てしまう。
そういったことが一つでもあればこれから生ていくためには心強い。なにしろ、何でもありの世の中になりつつあり、みんなと同じことをやろうとしても、その、「みんな」という存在自体がもはや無いに等しい。絶対的な基準というものが徐々に無くなってきている。
自分が何をしていくかは自分で決めなければならない。きっと、これからの世の中はそうなる。