●●宣言

梅雨入り宣言という言葉を聞いてふと思ったんですよ。これは一体何なんだろうと。これが出たから雨が沢山降ると決まっているのか? 自然の事なのに人間の方で梅雨であるかそうでないのかを決めているみたいだ。梅雨入り宣言が出たから今は梅雨だと認識しろ、梅雨明け宣言が出たからこれはもう終わりだ、忘れろ、と言ったようになんとなく人の季節の認識を気象庁の方でコントロールしているようにも見受けられる。季節をどう認識すべきかを命令されていると言ったら大げさだが。ほかにも春一番とか、木枯らし一号とか季節の認識を変える(ように仕向ける)タイミングが用意されている。まあ季節の認識程度であればいいが、世の中からの命令で自分の思考が変化させられている事が他にもあるかもしれない。「●●が発表されたから今(これから)は○○なんだ」という思考の流れや認識が、気が付かないところで出来上がっているのではないか。この、「今(これから)は○○なんだ」に対して、本当にそうなのか?と疑いの気持ちや違和感がどれだけ持てるかが大事になってくると感じている。外からの情報を疑いもせずに鵜呑みにさせようとする方法も結構転がっていると思う。「□□である3つの理由」なんていうネットの記事を良く見かけるが、その、「□□である」ことは本当なのか?という疑問が生じる。しかしそれはあたかも事実であるかのように思わせてしまうのがこのことばの恐ろしい所だ。  「□□であること」が事実である前提で話を進めてしまうのだ。これは、個人的には悪質な手法であると感じている。